『SAEKO: Giantess Dating Sim』の全実績を解除しました!
全実績解除までのプレイ時間は約6.5時間でした。
いわゆる普通の選択式アドベンチャーゲームというよりはリアルタイム会話シミュレーションゲームでしょうか。主人公である「リン」はある時、目が覚めると周りの物体がすべて大きくなっていて目の前には巨大な女性が…
リンは目の前の女性に何らかの方法で小人にされてしまい引き出しの中で飼われるという物語のゲームです。ドット絵ながらも美麗かつ小人視点で見上げるようなパースが特徴的です。
彼女の名前は「冴子」。冴子は色々な人を小人にしては飼っています。小人とは凄まじい質量差があるため小人は決して冴子に勝つことはできません。引き出しに飼われる小人達にはあるルールが存在しリンは引き出しの管理人となり1日ごとに決断を迫られることになります。
また、夜になると冴子との会話パートがあります。生殺与奪は完全に冴子にあります。確実に言えるのは会話は命懸けであるということです。何が冴子の機嫌を悪くするのか…それを見極めながら緊張感がありながらも巨大な美人に見下ろされながら行われる会話シミュは特定のフェティッシュを持つ人たちには間違いなくツボにはまるゲームであること間違いなしです。
このゲームを最後までプレイした時に迎える結末をぜひプレイして確かめて欲しいです。プレイ時間は全実績解除を目指しても10時間もないので週末プレイにお勧めできます!
以下は実績解除メモとネタばれあり感想です。読み進める際はご注意ください。
実績解除メモ
普通にプレイしているだけでは解除されない系の実績に関してメモ書きを残しておきます。
真の平和主義者
CHAPTER1の2日目昼の引き出しパートでチオにご飯をあげて全滅すると解除されます。
自殺
自殺ルート。恐らく6日目の昼はチオを生贄に差し出し、夜の冴子とのパートで冴子を否定、そして7日目の昼のカズを生贄に差し出して最後のシーンで冴子を握りつぶしてとどめを刺すと解除されます。
贖罪
贖罪ルート。恐らく6日目の昼はチオを生贄に差し出し、夜の冴子とのパートで冴子を否定、そして7日目の昼にアカリにケーキを食べさせて、7日目の夜に冴子と対話を行い最後のシーンで冴子を握りつぶさなければ解除されます。(※ マウスをクリックし続けても贖罪ルートなら握りつぶしません)
2025年6月10日追記
7日目の夜の会話について追記しています。コメントでのご指摘ありがとうございます。
ごちそう
贖罪ルートで解除されました。
虐殺
虐殺ルート。恐らく6日目昼にクララを生贄に差し出し、夜の冴子とのパートで冴子を肯定するとルート突入になり7日目の昼にカズを生贄に差し出して解除されます。(※ どうやらクララを差し出すと虐殺ルート確定になり会話パートでの選択肢は選べないっぽいです。)
心変わり
恐らく6日目昼にチオを生贄に差し出し、夜の冴子とのパートで冴子を肯定すると解除されます。 (※ 「楽しかった」を選べばよいです)
Endless
1回クリアした後にスタートメニューからはじめから開始すれば解除されます。
ワールドイズマイン
辞書をコンプリートすれば良いです。1ゲームですべて回収する必要はない模様です。普通にプレイするだけでは見つけられない辞書を以下に残しておきます。以下以外は普通にプレイしていても回収できるはずです。
クッキー
1日目の夜の冴子との会話で小人を食べることに関する会話をこなせば解放されます。
カメラ
2日目の夜に冴子との会話で忘れたい記憶に関する会話をこなせば解除されます。
ニット帽
3日目の夜に冴子との会話でピアスを両方試着してもらった後にそのままでも君は可愛いよと肯定する会話をこなせば解除されます。(※ 「あのさ…」を選んだ後の会話は難易度高めなので注意)
サングラス
4日目あるいは5日目の夜Kルートの冴子との会話でキャプチャの会話(イケメンになりたい)をこなせば解除されます。Kルートは4日目か5日目の昼にキナを選ぶと行けるようです。
フィギュア
4日目あるいは5日目の夜Sルートの冴子との会話でキャプチャの会話(滅ぼす方)をこなせば解除されます。Sルートは4日目か5日目の昼にシモンを選ぶと行けるようです。
コンシーラー
4日目あるいは5日目の夜Yルートの冴子との会話でキャプチャ(化粧したい)の会話をこなせば解除されます。Yルートは4日目か5日目の昼にユイを選ぶと行けるようです。
アリガト(≧∀≦メ)
恐らくですが、自殺あるいは贖罪かつ虐殺ルートそれぞれで携帯小説を読み切ると解除されるものと思われます。
少なくとも君は試した
5日目の昼にアカリにさくらんぼを渡すと解除されます。
最後の授業
シモンを5日目の昼まで生存させてご飯をあげて生贄に差し出す際に解除されます。
狂った果実
ユイを5日目の昼まで生存させてご飯をあげて生贄に差し出す際に解除されます。
解散ライブ
キナを5日目の昼まで生存させてさくらんぼを上げて生贄に差し出すと解除されます。
パケホーダイ
メールをすべて読めば解除されます。普通に1週目で解除されました。
ファンサービス
ガラケーのゲーム、「スケ棒」でお花に触れて踏みつぶされたら解除されます。
スケ棒マスター
ガラケーのゲーム、「スケ棒」をクリアすれば解除されます。ロードを使えば1日で何度でも挑戦可能です。
ネタばれあり感想
冴子はいわゆる普通の女性としての感性を持ちつつも自らの幸福を感じるために必要な嗜好が他者に対する残虐性である女性でした。現実にこういう人がいるのかどうかは分かりませんが仮に人間として日々必要な幸福感を得る手段が他者への加害しかないのであれば現実世界は地獄のようなものでしょう。加えて女性であるなら時代が違ってもその欲を満たすことはできなさそうですよね。
彼女にとって幸運でもあると同時に最大の不幸は他人を小人にすることができる能力を得てしまったこと。あるルートでは人以外も小さくできることが示唆されていました。ドット絵であることもあってどれくらい小さくできるのかいまいち分かりにくかったです。
指よりも小さかったり、手のひらに収まるサイズだったりとどうもそこらへんも自由自在なのかな?
結局最後までなぜ小さく出来るのかははっきりしませんでしたが、犠牲者になった方々にはマジで同情を禁じ得ないです…(特にクララちゃん…)
個人的にどうしても理解できないフェティッシュ部分がやっぱり小人を食べてしまう所ですかね。美味しいから、らしいのですが、いくら小さく出来るからって生きたまま食べる理由が分からない。小さい生き物に対する残虐性は人間は誰しも少なからず持っている可能性があると個人的には思っていますが人間を生のまま食べるのは微妙過ぎる。
カニバリズム的な話ではなく、例えば昆虫食とかあると思うのですがそういうのが好きな人達も別にそのまま昆虫は食べないと思うのですよね。日本人は生モノ好きな人多いですけど別に魚をそのまま食べることはない訳です。刺身に加工した入りする訳じゃないですか。強いて言えばそのまま食べるのはシロウオの踊り食いくらいでしょうか?
個人的にはここまで表現するなら小人を料理くらいするのかと思いましたがそこまではなかった…
容姿も良く普通にオシャレも好きで褒められれば喜ぶのに歪んでしまっている。何故そうなるのかについてはキナとの会話で少し言及されていましたね。
どのルートでも全体的に救いがなく個人的に区分するなら鬱ゲーになるかと思います。
ですが独特感はインディーゲームならではで、精神状態が良好であれば1度は体験してみる価値ありですね。
年代がガラケー時代というのが懐かしいですよね。ガラケー時代を懐かしいと表現してしまうくらい時が経ってしまった…
2025年6月10日追記
「チエ→チオ」修正しました。コメントで指摘して下さった方ありがとうございます。