
『ソフィアは嘘と引き換えに』の全実績を解除しました!

全実績解除までのプレイ時間は約12.7時間でした。
結論から言えば評価の難しいゲームでした。

主人公である精神科医のフィリップはある依頼を受けます。それはソフィアと言う多重人格の少女から大統領候補を殺害した人格を特定して欲しいという依頼です。フィリップはソフィアとソフィアの人格との会話を通して大統領候補殺害事件の真相にせまる推理アドベンチャーゲームです。

推理アドベンチャーゲームとありますが、実態としてはキーワード当てゲームにあたるかと思います。俗に言う「コマンド入力式アドベンチャーゲーム」ですね。ソフィア及びソフィアの人格との会話内容や、会話の過程で得た調査ファイルからキーワードを見つけてそのキーワードを入力ボックスに入力するとソフィアに次に尋ねるべき内容が表示されるのでその々で真相に迫ります。
ゲームとしてはシンプルである一方で個人的にいただけないと思った点は入力するべきキーワードは必ずしもゲームに登場するとは限らない点です。ご丁寧にブラウザ検索まで起動され会話のログや調査ファイルの内容をヒントに現実のGoogleやBingから探す必要もあったりします。またそれとは異なり関連用語からシンプルに思いつかなくてはいけないキーワードもあります。これが厄介で分かってしまえば「あっそれかぁ~」なんですが思いつかない時は思いつかないです…(私は恥ずかしながら「井戸」の用語がまったく思いつかなかった…一度思い込むとまるでネプリーグのように思いつかないです。)
ストーリーを進めるのに必要な用語もゲーム中には一切出てこないものがあるという点において自力プレイでは詰む可能性も内包していることから評価を難しくしています。結論としてはこのゲームに関しては分からない時は素直に「攻略Wiki」を見てしまってよいと思います。
また舞台が恐らくアメリカだとは思うのですが、欧米文化ということもあり日本人には馴染みがないキーワードも多数あります。そういうキーワードはブラウザ検索で探す必要があるのですが「イースター」は意外と探すのは難しいと思いました。もちろんこのキーワードも分かる人には何てことないキーワードだとは思います。
あと細かい所で言えば調査ファイルに載らず会話ログにのみ残るキーワードもあったりするのですが、周回で会話ログは流れてしまうこともあり日にちおいてプレイしたら訳分からんくなりそうです…かつてあったコマンド入力式アドベンチャーゲームの悪い所をまあまあ踏襲してしまっています。
肝心のストーリー部分に限って言えば事件がどうというよりソフィアという少女にフォーカスがあたるゲームです。がっつりとしたミステリを期待している場合は肩透かしになるかもしれません。
ですが攻略WIkiの集合知を活用すれば確実にクリアでき、分かってさえしまえばそこまでボリュームはなく週末プレイにはお勧めできます。ソフィアの可愛さを堪能しましょう!
実績解除メモ
一部、狙って解除しなくてはならない実績についてメモ書きを残します。
お気遣いありがとう
ソフィアを含む、ソフィアの人格全員に渡せるプレゼントをすべて渡せば解除されます。最終的に周回内にてプレゼントマークがあるキーワードがすべて埋まれば解除されます。なのでクリア引継ぎを繰り返して埋める必要があります。
プレゼントは会話ログや調査ファイルにて判明しますが、いくつかは放置会話によって解放されるキーワードがあります。
放置会話ですが、各人格につき1日1回のみ発生します。何が発生するかはランダムなのでプレゼントに関わる放置会話になるまでセーブとロードを繰り返せばよいと思います。
ただし、どうもイザベラに関してだけはただセーブとロードを繰り返すだけではプレゼントの放置会話が発生しない?ようです。
放置会話は一度選ばれたものは次の放置会話で選定されません。そのためイザベラはプレゼント以外の4つの放置会話を4日間ですべて聞いてしまえば5日目に出現するかと思います。(他3人は普通にセーブとロードで出現しました。)
「二度目のはじめまして」と「法の下の正義」
この二つは真相に辿り着いたあとの選択肢で分岐するそれぞれのエンドで解除されるのですが、真相に辿り着く際に全人格の真相の全開放と調査ファイルを全開放していると強制的にトゥルーエンドに行ってしまい解除できないことがあります。
そのため真相に辿り着けるけど、一部開放していないキーワードあるいは調査ファイルがある状態のセーブを作っておくと良いです。
これが私のすべて
ソフィアを含む全人格のキーワード解放を100%で解除されます。周回内で100%にする必要があります。そのため、周回を繰り返しプレゼントもすべて渡して人格のトラウマ特定の時点で解放できるキーワードはすべて解放されている必要があります。
すべて解放したら各人格ごとにトラウマ特定を行い、事件についてのキーワードエリアを開放したらキーワードを埋めていきます。ポイントとして「情報共有」まで解放したら、フローレンスは最期にしましょう。フローレンス以外がすべて100%になったことを確認してからフローレンスの「情報共有」のキーワードを開放して残りのキーワードを進めると良いと思います。
ネタばれあり感想

ソフィアもソフィアの他の人格(オリヴィア、イザベラ、フローレンス、エイミー)どれも可愛いです。
大統領でなく、大統領候補を殺害して裁判もせずいきなり極刑なんてとんでもシチュエーションですが最近のアメリカを見てるとあながちやりかねない雰囲気はありますよね。
多重人格にも人権を認めていてなおかつサイコパージなる人格消去手段があるあたりこの世界では多重人格による事件がそれなりにありそうとか思いました。(小並
真相に関しては、プレイしていく過程で大体予想がつきゲームタイトル自体がネタばれみたいなものでしたね。
プレイヤーの視点からするとソフィアとソフィアの人格の一方的な主張しか聞けず、少なくとも確実なのが大統領候補を銃で背後から頭をぶち抜いているという事実しか分からないのですがあるエンドではハッピーエンドみたいになっていて混乱しました。とはいえそもそも裁判なしで量刑を決めようとしていること自体がおかしいのでどっちもどっちですね。

でもソフィアは可愛いので問題ないです。可愛いは無罪です!