
『探偵の眼:さらば、最愛の人よ』の全実績を解除しました!英語名は「Detective Instinct: Farewell, My Beloved」です。

王道のピクセルアートのコマンド選択式のアドベンチャーゲームです。コマンド打ち込み式ではなく選択式です。近年は大手はこういうゲームは製作せず絶滅状態にありますがSteamではこういうゲームもそれなりに出てきて良いですよね。
コマンド選択式だと「ポートピア連続殺人事件」が有名ですね。(正確にはあれはコマンド打ち込み式ですが。)
コマンド選択式は実は参考になるゲームをそんなにパッとは思い浮かばない割にはなぜか日本で有名なイメージがあります。なぜ…?
それはともかく『探偵の眼:さらば、最愛の人よ』は海外のインディーズゲームながら翻訳に違和感なくしっかり楽しめる短編コマンド式の推理アドベンチャーゲームとして仕上がっています。

主人公は(名前は入力式)先輩のエマ、マーティン教授と共に論文を執筆するための研究旅行に来ている大学生です。

先輩のエマです。ブロンドヘアーの美人さんです。
主人公もエマもアメリカ人です。研究旅行の中、とあるホテルに泊まっていたところ殺人事件に遭遇します。遭遇すると言ってもそのホテルで事件があり主人公はあらぬ疑いをかけられた程度ではありますが。
それがプロローグで、主人公たちは研究のために(架空の国?)ヴェンドレカに滞在していたのですがそこからロンドンへ帰る寝台列車にてある謎の失踪に遭遇します。

エマは寝台列車の展望台デッキでとある女性と知り合うのですがランチをする約束をしたのちに待ち合わせ場所に行っても彼女はおらず、目撃していたであろう人達すべてにそんな人は居なかったと言われる(エマ視点からすると)怪現象でした。
困惑したエマは主人公に相談を持ち掛け二人でその女性を探すアドベンチャーゲームです。なぜか寝台列車にはホテルで捜査していた刑事も乗っていてこの二つがどう繋がるのか…王道のサスペンスです。
ゲームそのものはオーソドックスなコマンド選択式です。それぞれのパートで刑事や目撃者等の登場人物達と出会い質問や部屋の探索(ポインタによるクリック)を行い情報を集めて真実を探ります。
レベルデザインとしては優しく詰まることはないよう設計されていると思います。特定の条件下のみ質問できる選択肢が増えるとかそういうたぐいの複雑な分岐はありません。
一部、コマンド入力による名前当てはありますがそちらもしっかり物語を追っていれば当てられるはずの内容でした。
暗証番号当ては一カ所のみでパズル要素もありません。ストアページの説明では総当たりでのクリアを排除しているとありますがそれは恐らくコマンド入力の部分を示しているものと思われます。
私は全実績解除を目指したためプレイ時間に約6.9時間かかっていますがそんなものを目指さなければ2~3時間ほどの短編です。しっかりまとまっており概ね謎の多くは開示されるため週末プレイにお勧めです!
以下、実績解除メモとネタばれあり感想です。読み進める際はご注意ください。
実績解除メモ
普通にプレイするだけでは解除されない実績に関してメモ書きを残しておきます。コツですがチャプターごとにこまめにセーブしておくと実績は回収しやすいです。
待たせてしまった

CAHPTER1で解除可能です。
ホテルの殺害現場で捜査の後部屋に戻るとエマが訪ねてきます。その際にすぐにドアを開けずに調べられるところをすべて調べてからドアを開けると解除されます。
ホール・イン・ワン

CAPTER3で解除可能です。
デニスとパルマ―に話を聞く際にひたすらゴルフについて聞くとゴルフゲームのバーが出てきてベストショットを決めると解除されます。※ キャプチャの位置では駄目です。あともう少しだけ左寄りでバーポインタが一瞬だけ黄色になる地点です。
赤いラインのど真ん中に頑張ってヒットさせてください。セーブ可能なのでこのタイミングでセーブして失敗したらロードで何度でもやり直せます。
考え過ぎてしまった…!

CAPTER3で解除可能です。
デニスとパルマ―に話を聞く際にひたすらゴルフについて聞くとゴルフゲームのバーが出てきたら「集中」を行うと解除されます。
散髪すべきだ

CHAPTER2で解除可能です。
まず寝台車に乗車してから1日目の主人公の客室(エマが訪ねてきた時)で鏡を調べてください。
次にヴィーダとモンティの客室に忍び込んで1回目に部屋を調べられるタイミングで鏡を調べます。続いて指輪を入手後にヴィーダがやってきて頭痛薬を渡し後に部屋を調べることができるのでそこで鏡を調べたら解除されます。
壊滅的な審美眼が白日のもとに

CHAPTER2で解除可能です。
ヴィーダとモンティの客室に忍び込んで1回目に部屋を調べられるタイミングで正面の絵画を調べます。続いて指輪を入手後にヴィーダがやってきて頭痛薬を渡し後に部屋を調べることができるのでそこで再度正面の絵画を調べたら解除されます。
新しいお友達

CAPTER3で解除可能です。
荷物室で手品道具ではなく箱を調べるとカエルを見つけることができて解除されます。
矛盾を見抜く
最期のCHAPTER5、「アルマ」と展望台デッキに行って会話を行った後エマとの会話で最後に「殺害についての矛盾」について推理します。
正解は以下です。
- 「殺害現場」
- 「強盗事件に似ていたこと」
勘頼みの真実
最期のCHAPTER5、「アルマ」と展望台デッキに行って会話を行った後エマとの会話で最後に「殺害についての矛盾」について推理する際に外せば解除されます。
※ つまり全実績解除を目指すのであれば「アルマ」と展望台デッキに行き指輪を渡すタイミングでセーブ可能なのでそこでセーブしておくと矛盾を見抜くと共に解除しやすいです。
「あなたしか残っていない」と「今はその時じゃない」
寝台車での1日の終わりにエマと主人公の客室へ戻ります。その際に調査のまとめに入る前にラジオを聴くことで解除されます。
攻略メモ
推理パートでの選択肢当ては間違えても実績解除とかクリアには影響はないです。
ただ、入力が必要な箇所でどうしても分からない人向けに以下にメモ書きを残しておきます。
指輪に刻まれた文字
『AK』
檻の暗証番号
『3852』
スパイ活動をしていた人
『ゴードン』
マックスウェルを殺した人
『アルマ』
ネタばれあり感想

エマさんが美人でバブみを感じます。主人公はうざがっていましたが…
「調べる」でエマさんの胸の当たりをクリックしなかった人だけが私に石を投げてください。
それはともかくエマさんの好奇心が凄いですね。殺人現場なのに見てみたがったりとメイドインアビスのリコに近い何かを感じました。
読んでいて思いましたが…手を引くタイミングは何度もあったのに真実の先が絶望だとしても彼女は好奇心に負けて突き進んでしまいそうな危うさがあります。
(主人公は自覚ないけどエマにべた惚れだからストッパーにならない…)
本作はヴェンドレカ、カンブリカと呼ばれる二つの複雑な事情を持つ(恐らく架空だとは思うのですが)国をテーマに正論だけではどうにもならない事情が絡んだ悲しい事件でした。まさしく副題である「さらば、最愛の人よ」というのは犯人側、そしてエマ側にも言及しているのでしょう。
移民の話は現代日本も他人ごとではなく少し考えさせられるテーマですね。
ダルトリー刑事は公僕としては恐らく許されないのですが人としては素晴らしい刑事でした。
登場人物が多くなくCAHPTER2に入った段階で指輪を持ち出せるのがあの人しかいない時点で少なくとも関わっているのだろうなというのは分かりますがそこは分かっていてもどういう展開になるのか…思った以上にワクワクと楽しませて頂きました。
(夫婦はエマの部屋を知らないだろうから容疑者は絞れる…とはいえ主人公が調べたように調べようと思えば調べられるからミスリードの可能性も考えたけどやはり王道でした)
物語は綺麗に完結しているものの闇はまだ残っているため続編とか期待したいです。
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この子達…研究旅行で「教授が自殺した」って結末を迎えてしまったのだけど大学への説明はともかくとして割と大ニュースで戻ったら大変そう…