
『迷宮のしおり』を観てきました!
あけましておめでとうございます!さっそく年初に公開された「マクロス」や「アクエリオン」が代表作である河森正治監督の新作アニメ映画を観てきました。
デジタルネイティブ世代でなおかつSNSが当たり前にある現代ですがまさにその現代っこである主人公の「前沢 栞」は幼馴染でインフルエンサーでもある「倉敷 希星」と共にバズりを目指して有名になり将来オシャレなカフェを開店することを目指しています。
そんな二人はある日コンテナの積まれた映えスポットで動画撮影をしていたのですが栞は動画撮影中に失態を晒していまいます。
栞は恥ずかしさと希星に対する劣等感で落ち込んでいたところその失態動画が勝手にSNSにアップロードされていてバズってしまいます。栞は見られたくない姿のバズりとなぜ希星が勝手にアップしたのか混乱のまま希星と連絡を取ろうとしますがその途中でスマホが割れてしまいました。
そして…気づくと謎の異世界に居た栞。そこで出会った「小森」という割とキモいウサギのスタンプ曰くスマホの中の世界とのこと。栞は閉じ込められたものの現実の世界ではもう一人の栞が勝手に体を動かしていて億バズ目指して普段の栞が絶対にしないようなことをどんどん実行しています。
入れ替わった栞が現実世界で1億いいねを得る前にスマホの外に脱出しないと完全に乗っ取られてしまう!そんなあらすじの映画です。
結論から述べると、中々にインパクトの凄い映画です。やりたいことやりまくっています!終盤の大バトルとか「あーもうめちゃくちゃだよ」と思わず心の声で叫んでしまいそうでした。さすが河森正治監督です。
スマホの世界は迷宮そのもので最近流行りのリミナルスペース空間みたいな感じであったりちょくちょくホラーな表現も多用されていました。ちょっと「サイレントヒルf」にも通じるところがあります。
スマホの世界ではスタンプが実体化されています。有名なスタンプともたくさんコラボしています。(エンドロールで知りましたがポプテピピックがあったらしいけど気づけず…)
SNSの闇をしっかり描いておりまさしくデジタルネイティブだからこそ(いや、世代はあまり関係ないかも)起きうる問題と悩みをテーマとしていると思います。
考えてみれば…今の20代より下の世代はガラケー世代ですらないのですよね。それこそスマホが当たり前にありSNSも当たり前にあるでしょうから誰かとの差が数値で見えてしまうという経験も私たちに比べればはるかに多いのでしょう。まあ今はないらしいですがテストの点とかの話ではないですよ。
特に最近のSNSは多くの人の悪感情をわざと煽りそういう投稿ほどバズるようアルゴリズムを実装しているのは明らかで炎上している投稿が存在しない日がない資本主義の行き着く絶望をみせつけられていますがこれらの一番の被害者はある意味では若い世代なのかもしれません。
こういった部分と映像のハチャメチャさと合わせてまさしく2026年の始まりを象徴するに相応しい劇場長編アニメーション映画だと思います。
幼馴染の男の子がちょろくて良かったです。やっぱり男の子はあれくらい単純なのが良いですね。何気に結構活躍してるし。
栞のCV、アイナ・ジ・エンドさんかと思ったけど違った。最近、あるアニメ観たせいでめっちゃ似てるって思ってしまった…

特典のポストカード。ちゃんとロボットバトルもあります!