
『シュレディンガーズ・コール』の全実績を解除しました。
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全実績解除までのプレイ時間は約7.7時間でした。

突如地球に月が落ちて人類文明が終わった…いや終わる残り21ナノ秒が舞台の物語です。不思議な空間で目覚めたメアリはそこで死にきれない魂たちの最後の話し相手となります。

ゲームとしてはシンプルで実質的には1本道のノベルアドベンチャーゲームです。オーソドックスな選択肢と登場人物達との最後の通話で得られるキーワードから正しいものを選ぶスタイルのゲームです。
何度が選択肢ミスや間違えたキーワードを選んだりしましたがバッドエンドのようなものはなかった…と思います。(ゲームというか物語それ自体がバッドエンドのゲーム…
モノクロトーンでありながら繊細で独特な油絵タッチのビジュアル、演出、サウンド、BGM、そしてストーリーに全振りのここ数年で久しぶりに出会えた雰囲気全開の素晴らしい泣きゲーだと思います。
それぞれに痛みを抱えた魂たちと最後の会話を通じて死ぬ直前に何があったのか?何が心残りなのかを自分自身も記憶を失っているメアリと共に聞き魂の救済を目指します。
実績は読み進めるだけで全解除されプレイ時間は10時間以内、それでも重厚な演出と魂たちが抱えた痛みの物語は心を穿ってきます。今年一押しのゲームの1つだと思います。
以下、攻略メモとネタばれあり感想です。読み進める際はご注意ください。
攻略メモ
攻略メモと言っても正しい選択肢やキーワードを選ばないと先に進まず再度選び直しになるタイプのゲームなため分からなくて進められなくなる事はないと思われます。
最期の未完了通話の真実、他のゲームで言えばボス戦に相当する部分だけ私の選んだ選択肢及びキーワードをメモ書きで残しておきます。
『ルーシー』

- 受け止めたいの
- 自分が犯した罪について
- 夢
- 天文学者
- あなたは彼を大事にしていた
- 彼にあたえていた
- わかるわ
- 望遠鏡
- 無理に思い出さないで
- そんなことない
- 言い切れる
- 望遠鏡を決して捨てなかった
- 公衆電話
『トーマス』

- トーマスとリアを救いたいの
- 素晴らしさを教えてあげた
- 天使みたいにきれいな声
- ある日劇場にリアが電話をかけてきた
- お父さんの舞台の脚本
- いつか女優になること
- 彼女をなんとか女優にしたい
- 父に頼んだ
- 壊したってどういうこと?
- いつもリアのために必死だった
- あなたは彼女のために必死に生きていたと思う
- トーマスも脚本を書いた
- リアからの電話に出ない
『ヴァイオレット』

1回目
- 国を捨て船乗りになった
- やるべきことをやり遂げたから
- 結婚
- 目的をもってある貴族の家に近づいた
- 探していたのは別の薬
- それは違う
- あなただけじゃない
- デイジー
- 関係している
- ルーカス
- 召使の息子
- ヴァイオレットの証言
2回目
- そんなはずないわ
- あなたのために薬を探しに
- 一刻も早く薬をみつけたかった
- 瑠璃色のバラ
- あなたのために
- 本当よ
- 私を信じて
- 忘れたの?毎日電話してたわ
- プロポーズは彼からよ
- 愛してたわ…
- 君に外の世界をみせてあげる
- あなた一人だけ
- うん
- 私を信じて
- サイラスはそんなこと言わないわ
- 思い出しちゃだめ
- そんなことない
- 愛しているから信じられる
『フィリップ』

- あなたはちゃんと愛せてた
- ちゃんと届いてた
- 何が違うって言うの!?
- ホラ貝
- 探しにきてくれた
- 見られなかった
- あなたを抱きしめたかった
- 私はフィリップの娘
- 私のものじゃなかった
- 私じゃなかった
- 自分を消すため
この後はメアリの真実が明かされます。途中で電話番号の入力が必要になりますが答えは「1231」です。
『メアリ』
ぶっちゃけ選択肢を選びつつければよいだけの気がしますが私が選んだ選択肢をメモしておきます。
- メアリは辛かったんだね
- メアリの話を聞かせて
- 何を話せばよいか分からなくて
- 大切な人がいるよ
- 話さずに一人でもきっと平気
- パパ
- そんなことないよ
- 貝殻をもらった?
- その時どんな気持ちだった?
- エイミー
世界なんて救わなくていい- あなたは良い子だよ
- ちゃんと聞いてるよ
- もういいもう苦しまなくていい
- メアリ
- お話をしよう
- そのままでいんだよ
- 傷つける嘘だけじゃなかった
- それは違うよ
- 君を利用していたのは僕の方だ
- 君はメアリだよ
- これまでのことを謝るよ
- お話しできて嬉しいよ
- 君はメアリーだエイミーじゃない
- 何ができるんだろう?
- ぬいぐるみ作家
- パパにお願い
- 君を迎えに行くよ
- そんなことはないたくさんお話してきたはずだ
- 悲しみだけじゃない
- 君がしてきたことだから
この先は神演出なので攻略メモ書きはここまでです。ぜひ自力でキーワードを選びましょう!
ネタばれあり感想

メアリが可愛い。しかし抱えていた闇は深かったですが最後はプレイヤーが救済に導けたのであればそれがせめてもの救いです。
4つのエピソードがそれぞれ独立しているようでいながらしっかりとメアリの闇に結び付きそして救済すべき最後の未完了通話こそメアリであるのはプレイヤーこそがあの世界最期の真の話し相手であるゲームならではの素晴らしい演出でした。
救済に繋がるきっかけがメアリ自身が救済してきた魂たちに救われるのも良かったです。特にヴァイオレットとメアリが尊いです。最後までゲームをプレイしたからこそ分かるのですがメアリが闇に囚われる原因となる嘘をつき続ける行為が結果的にヴァイオレットを救うことに繋がっていた部分はよく練られていると思います。感服です。
いまいち消化不良な部分は個人的にはやはりムーンチャイルドと施設の部分でしょうか?
ムーンチャイルドが本当に存在したのかどうかもですがなぜムーンチャイルドではないメアリが施設に入ることができたのか…と言う部分は明かされませんでした。
あえて考察するのであれば…あの施設はムーチャイルドを研究していたとありますが表向きはただの児童養護施設と考えるのが妥当でしょう。(とはいえエイミーが入所していた事実を考えると普通の児童養護施設でもない…)
またエイミーの死についても謎が残ります。本当にそういう特殊体質が存在したのかどうか…?
エイミーはぬいぐるみを着てパパの家に向かう途中で日光にあたりムーンチャイルドとしての体質でぬいぐるみを発火させた結果焼死とありますがムーンチャイルドが発火させるのは周囲の物のはず。ぬいぐるみも周囲の物に該当はするでしょうがエイミー自身が着ていたはずで果たして着ているものも燃える対象なのかは疑問が残ります。
ぬいぐるみの背中が空いていて直射日光により綿に熱がこもり発火した可能性の方がヴァイオレットの件と合わせてまだ納得できます。
とはいえ…月が落ちて崩壊した世界です。あの世界は終わってしまったのでその真相も多くの魂と共に散ってしまったのでしょう。
いずれにせよゲームだからこそ表現できる演出面、ストーリー、BGMもろもろ含めとても感動しました。読み終えた後の放心感がとても心地よかったです。