Playdateで遊ぼう!『EYELAND』をクリアしました

Playdate をご存じでしょうか?

Playdate外箱 Playdate本体

携帯ゲーム機です。

携帯ゲーム機と言えば昔ならGAME BOYPlayStation Portable がありましたね。あとワンダースワンとか。

近年だとほぼSwitchスマートフォンに取って代わられたのかな… PlayStation Vitaは生産終了してしまいましたね。

細かいところだとSteam Deck がありますが大半の人に認知されている携帯ゲーム機と言えばやっぱり任天堂ソニーが出している携帯機でしょう。たぶん。

とはいえ携帯ゲーム機はもはやスマートフォンに取って代わられたこの世の中でPanicが趣味全開で世に出したゲーム機がPlaydateです。

このご時世に企業としてモノクロディスプレイで小型のゲーム機を出すのはもはや狂気としか言えませんが、似たようなゲーム機は他にも出ていたりします。ほぼ認知されていない…というだけです。例を挙げると以下の通り。

Playdateは上記に挙げた機体より遥かに高スペックです。小型ながら通信からスクリーンショットの撮影、ストアと現代的な機能をすべて搭載しています。

競合との差別化の一つにクランクと呼ばれるレバーがありそれを使うゲームが存在したりします。

WhitewaterWipeout

例えばこのWhitewater Wipeoutがクランクを使う代表例みたいなゲームです。操作はクランクのみです。サーファーをクランクで操作して高スコアを目指すゲームです。私は下手くそなので全然得点を稼げませんがオンラインランキングにも対応しているようでトップ層はとんでもない点数を叩き出しています。

Playdateはシーズンと呼ばれる概念があり、1ヶ月ごとにゲームが2タイトル配信されます。(ちなみに2023年4月現在だと12ゲーム配信済みでシーズン2の配信は未定の模様です)
そこそこ著名なディベロッパーを巻き込んでいたりもしています。

ストアもあってゲームが販売されていたりします。カタログと呼ぶみたいです。

さてこの記事でレビューするのはこの驚異的にマニアックな携帯ゲーム機にも関わらずそこで有料で販売されているゲーム「EYELAND」をクリアしたのでそのレビューになります。

日本広しと言えども国内でこのゲームを購入してブログでレビューをしているのは私だけではないでしょうか…?ちなみに2$でした。

EYELANDタイトル画面

ゲームジャンルとしてはアドベンチャーになるのかな?とある孤島で孤独に暮らしている主人公がある日目が覚めると島の様子が一変していて…その謎を解いていく?みたいな感じのゲームです。英語のみなので合っているか正確なところは分かりませんが…

EYELAND1 EYELAND2 EYELAND3

シンプルかつモノクロドット絵ながら情緒を感じさせるグラフィックが素晴らしいです。記事だとお聞かせできないですがBGMも良いです。PlaydateのMonochrome (1-bit) memory LCD displayは画面も綺麗なため実物を見るとドット絵も美しく描画されます。

Steamとかにも似たようなグラフィックのゲームはいくらでもあるのですがこの小型のゲーム機で遊ぶのが懐かしさも想起させて良いのですよね。でもその懐かしさはもう古い感性なのでしょう。

ですが感性の古さはあれどこういう専用の小型ゲーム機だからこそこの手のゲームはプレイする気になるとも言えます。仮にこのグラフィックと規模のゲームをわざわざPCでプレイするかと言えばしないでしょう。

EYELAND4 EYELAND5 EYELAND6

戦闘要素はなく、基本的にはパズルを解いたりアイテムを手に入れて道を切り開くスタイルです。

ドット絵がどこも細かく凝っていて見ていて可愛らしくもあるのですがBGMも相まってどことなく寂しさを感じさせるゲームです。雰囲気ゲームです。

シンプルそうに見えて工夫が多く凝らされているので自分がゲーム開発するときの参考にもなりそうです。

セーブ機能はなくクリアまでのプレイ時間は恐らく1時間にも満たないです。それでも最後付近はちょっと演出に驚いた箇所もあります。2$の価値は間違いなくあります。

最後に…このPlaydate実は割と異例の出荷数を誇っており。この手の専用機にしてはかなり成功している部類です。

現時点で英語のみに対応しているということでどうしても日本国内での認知度が低いのが悲しいのですがもっと普及して日本人が作るゲームが増えてくれると嬉しいと思いこの記事を公開しました!