表題の通り『真・女神転生Ⅴ Vengeance』を復讐の女神編でクリアしました!
自分は無印版である真・女神転生Ⅴをプレイ済みで、今回はSteam版を購入してプレイしました。
無印版をプレイしているので一応創世の女神編がどのようなストーリーなのかも把握しています。
無印版と比較してこの完全版がどのような感じなのかの視点で感想を記事にしようと思います。
ネタばれあり感想
とりあえず開始と同時に、創世の女神編を進むか復讐の女神編を進むか選べるのは良いです。ヨーコを開放したら復讐の女神編です。
復讐の女神編では最初のダアトでユズルと出会うまでは流れが同じですがそこからいきなり話の流れが変わり無印版プレイ済みとしては「おお」となりました。
グラシャラボラスとの戦闘後にゲストして参加します。ここからまさにゲームチェンジャーとなり創世の女神編とはまったく違う話なります。
より正確に言えば創世の女神編の流れそのものが変わるというより随所のイベントの展開が変わります。攻略するダアトも1つはシンジュクに入れ替わるものの基本は無印版と同じです。
目玉であるカディシュトゥも参戦してきて展開の違いっぷりには個人的には非常に良かったです。
とはいえこのカディシュトゥ、最後は割と雑?に消えて全員の合体解禁と写し身手に入った時は( ゚д゚)ポカーンとなってしまいましたが。
無印版でもそうなのですがこういういまいち余韻を持たせない妙な作りは真・女神転生Ⅴの悪いところだと思います。
でもナアマとアグラトはラスボス戦までスタメンでしたとも!
(つかアグラトの従魔の行軍がめちゃくちゃ強い)
個人的に、『真・女神転生Ⅴ Vengeance』の良いところは玉座を巡る戦いにおいて共通の敵とも言えるカディシュトゥの参戦により登場キャラクターがゲストとして戦いに参加してくれるところです。
物語の中で各キャラクターの心理描写や過去が明確に描かれることになり彼らがどういう考え方を持った人物なのかが分かることが創世の女神編に比べて良いと思いました。
言い換えれば無印版はそういった部分がほぼなく気づいたら覚醒して玉座を奪い合う結果として敵対しているというちょっと雑な部分があったのでその点が完全版で解消されているとも言えます。
太宰イチロウに関しては創世の女神編の方が圧倒的に好きですね。創世の女神編では自分の意志でアブディエルに寄り添い覚醒するのですが復讐の女神編では天使に覚醒させられ思想に染まった哀れな扱いでした。ただ、それもまた女神転生らしいとも言えます。
物語の流れが変わることによりラストダアトでも無印版とも戦うボスが異なります。
ですが最終的に目指す場所は創世の女神編と変わりません。
まとめ
まとめると個人的に良かった点は以下です。
- 無印版に比べて映像も良くなりイベントも多くボリュームアップしている
- 例えばアイテムをまとめて使用できるようになっている、いつでもセーブできる等、細かい不満点は改善されている
- 無印版ではあまりなかった各キャラクターとの交流が描かれる
- 悪魔の裏庭で仲魔悪魔と会話できる
一方で不満点は以下の通りです。
- ダアトの探索は無印と変わらず相変わらずつまらない
- マガツロという地点ごとにワープするギミックが追加されたのだけど、これのせいで気にしなくて良かった点まで探索で気にする必要が出た
- これは無印版をプレイしていたからこそ出る不満かも…
- マガツロという地点ごとにワープするギミックが追加されたのだけど、これのせいで気にしなくて良かった点まで探索で気にする必要が出た
- DLCなしでのプレイは苦行であること
- レベル差補正は無印版に比べマシにはなっているもののレベルや御厳が重要なことに変わりはない
- 結局プレイ時間の多くは御霊狩りに費やされる
無印版をプレイしていて肌に合わなかったり終盤あたりでつまらなく感じていた人は改めて購入するほどではないかなというのが正直な感想です。少なくとも劇的にプレイ体験が変わっているということはないです。ただ前作を消化不良であると感じていた人は買うのはありかもしれません。
1周のプレイ時間は私の場合ですが、約64時間でした。
最後に、やっぱりメガテンと言えばアリスだよね。
戦闘では「ばぁっ」てするのがめっちゃ可愛い。