『SANABI』の全実績解除!ワイヤーアクションのカッコよさとシナリオが涙腺崩壊で震える素晴らしいゲーム!実績攻略のメモも記載 ※ネタバレ注意

『SANABI』タイトル画面

SANABI』の実績を全解除できました!

超美麗なドット絵で描かれるグラップリングアクション(ワイヤーアクション)を主体としたプラットフォーム・ゲームです。前から評判が良く特にストーリーが素晴らしいとのことで興味を持ちプレイを開始しました。正直…プレイする前は評判程ではないだろと舐めてかかっていましたが終盤で無事涙腺崩壊しました。この手のアクションゲームはストーリーはあまり手が込んでいないイメージを持っていた私でしたがこのゲームでその思い込みを覆されました。間違いなく名作です。

所々、翻訳がおかしい箇所があるのは評判から分かっていましたが、そんなおかしい翻訳があっても気にならないくらい素晴らしいストーリーです。

翻訳も改善される予定らしく、値段もかなりお手頃というかアクションゲームとしてもシナリオゲームとしてみてもクオリティから考えると破格の値段です。ぜひプレイをお勧めします。

『SANABI』実績全解除

私はアクションゲームの実績とかトロフィーコンプリートはすごく苦手なのですがこのゲームは感動のあまりすごく頑張りました。かなり苛辛されることも多かったですが実績解除率を見ると頑張って良かったと思います。プレイ時間は全実績解除までで26時間でした。

以下感想と、実績解除での攻略メモです。

感想

『SANABI』開始直後1 『SANABI』開始直後2

ゲーム開始直後に始まるシーンです。とても意味ありげなシーンですが最初は何のことかまったく分かりません。ですがこのシーンは何度も挟まれるシーンであり。とても重要な何かであることをプレイヤーに訴え続けます。

『SANABI』思い出のシーン

場面は変わり、主人公とその娘のシーンに移ります。この時点でかなり美麗なドット絵グラフィックでかなり期待させてくれると同時に不穏な予感がプンプン匂います。

この後…主人公は娘を失ってしまいます。娘を奪ったのは『サンナビ』と呼ばれる何かです。主人公はその復讐のため、『サンナビ』を求め手掛かりのあるマゴ市に向かいます。そこでマリと言う少女に出会い協力してマゴ市の謎と『サンナビ』を追うというストーリーです。

ゲーム自体はオーソドックスなプラットフォーム・ゲームです。ステージは複数ありステージごとにボスが存在します。

アクションはグラップリングアクションが主流で快感です。敵の倒し方もワイヤーを敵に向かって放つだけなので複雑な操作は要求されません。少なくともゲーム全編をクリアすることだけが目的ならば難易度イージーかノーマルで挑めば誰でも行けると思います。

ベテランで挑むと苦行感が強くなりますのでお勧めしません。レジェンダリーは最低1回はクリアしないと解放されないです。

『SANABI』スクリーンショット1 『SANABI』スクリーンショット2 『SANABI』スクリーンショット3

ストーリーも面白いのですが、それをさらに盛り上げる美麗なドット絵が素晴らしいです。

もっとストーリーにも言及したいのですが、何も知らない状態でプレイするからこそ感動できるゲームです。

ただすべてを知った上で2週目をプレイすると主人公の行動やマリの不可解な行動も何が起きていたのか分かるのでとても面白いです。

ドット絵は美麗なだけでなく動きも繊細で凄いです。特にマリとマフィンの動きは可愛いです。マリがマフィンに乗るときのドット絵の動きは凄いと思いました。

日本のゲームではないので少し文化的?な背景があるのか言葉に馴染みがないものもありますが気にならないです。馴染みなく感じるのは翻訳があまり良くないせいもあるかもですね。翻訳に関しては中盤がひどいくらいで序盤と終盤は読めるかと。

むしろ、曖昧な翻訳にも関わらず感動させてくるあたりストーリーの凄さが滲みでる作品でした。

実績攻略メモ

実績全解除を目指すにあたり壁になりそうな実績の攻略メモを記載。あくまで攻略メモなのであしからず…

逃げ場なし

実は解除するのはめちゃくちゃ簡単なのだけど気づきにくいのと解除できるタイミングがゲーム開始直後と言うことで取得率が低い実績のようです。

逃げ場なし実績解除1 逃げ場なし実績解除2

ゲームを開始して娘との回想のシーンで「面白い道具」を取りに行く場面があります。ここで家に向かわずにひたすら右に向かってください。娘に何度止められようとも繰り返し右に向かうとセリフが変わります。実績が解除されるまで繰り返せばОKです。

特殊部隊のネコ

ゲーム開始直後の回想シーンで解除可能な実績です。

一度も溶岩(とされる)部分を踏まずにネコの居る場所へ到達すれば良いです。何度も挑戦できるため成功するまで挑戦します。タイムアタックではないので落ち着いて確実に進めば大丈夫なはずです。

錆びつかない技術

タイムアタック系の実績…

苦手な人は徹底的に苦手なやつです。私もそうです…

何度も挑戦するしかないです。

Xに成功した時の動画を上げています。どれくらいのペースで進めばよいかの参考になればと思います。途中結構微妙な箇所があるのですが、終盤で一気に短縮できる…というより最後のエリアでの挙動がかなり重要です。何度も挑戦する過程でゴール前を一気に駆け抜けられるようになると解除しやすいかと思います。

模範たれ

これもタイムアタック系の実績です。

こちらもペースの参考になればと思います。

序盤まごついているのですが、終盤をうまくやれば一気に時間短縮できるので。何度も挑戦する過程で最後2つをハイペースで終わらせられるようになると解除しやすいかと思います。

大事なのは最後までやり遂げること。

最期までやり遂げること実績解除

終盤の分岐点です。下の階へ向かえば実績解除となります。

一旦クリアとなりますがタイトルから続きを選べばこの分岐点からの開始になります。

伝説の帰還

難易度レジェンダリーでの周回踏破で解除できる実績です。ダメージを受けたら即ゲームーオーバーです。

難しすぎて禿そうでしたが何とか解除出来た実績です。コツらしいコツはないのですが…重要なのはカッコよさは捨てることです。幸いにもタイムアタックではないのと、チェックポイントがかなり細かく区切られているので着実にミスをせず何度もリトライして進むことが重要かと思います。

まあ、チェックポイントの位置意地悪すぎだろみたいな箇所も多数見受けられますが…

レジェンダリーになるとアクションゲームではなくイライラ棒になったと頭を切り替えてプレイするしかありません。

いくつか苦戦するであろう箇所は動画を残しておきましたのでご参考になればと思います。

Xには長すぎて投稿できなかったのでニコニコ動画に投稿しています。

ジャスティス戦

ジャスティスの前にボスとしてはワーム戦があるけど難易度がレジェンダリーだとしても1度クリアしている人ならそこまではあまり苦戦しないと思う。このジャスティス戦からレジェンダリーの苦しみを味わうことになります。

ジャスティス戦ではとにかく逃げ回り隙を突いてビットを破壊することに注力します。難易度ベテランまでならダメージを食らえるから無理がきくし、何ならかっこよくグラップリングを決めてビットを破壊できる場面もあるけどレジェンダリーだと無理です。かっこいいグラップリングアクションは封印しましょう。

火の鳥

まじで苦戦しました!多分プレイ時間の3分の1はこいつで消費していると思います。

そもそもこいつは長期戦になる上に難易度がベテランまでだと回復アイテムが出てくるのですよね…つまり制作側の意図としてもある程度ダメージ食らうだろうという前提のボスなわけですよ。そいつから1発ももらうことなく8発も爆弾当てるって土台無理ゲー過ぎます。

1撃で死ぬせいなのか、調整が入っているのか分かりませんがガトリング攻撃が凶悪過ぎます。めちゃくちゃプレイヤーに追従してくる上に3連続ガトリング攻撃とかを頻繁に行ってきます。

コツなんてなくて、撃破できるパターンの時に如何にミスをせず爆弾を当てていくゲームと化します。動画でも運に助けられた箇所があったります。

コツと言えるかは分かりませんが、残り2発の時はあえて爆弾をすぐに消費せず2つほど泳がせて一気にかたをつけるのが良いかもしれません。動画でもそのようにしています。

長期戦なので集中力を切らさないように戦う必要があります。何度やっても勝てない時は一旦プレイを辞めてしっかり休憩するのも手です。

ソン少佐戦

火の鳥に比べれば断然楽でした。そもそもソン少佐は難易度がレジェンダリーでなくとも攻撃を受けているようだと撃破は難しいですから体感的には難易度ベテランの時と変わりませんでした。

コツは今までと違い隙があれば体当たりをとにかく当てに行くことかと思います。相手に攻撃をさせないことがポイントです。

例えば、ソン少佐の腕を振り回して3連続ダッシュしてくる攻撃を避けるのは難しいですが先に体当たりを当ててしまえば回避できます。

ソン少佐のカウンター攻撃

またジャスティスと同様のソン少佐の周囲が光るカウンター攻撃もありますが、このカウンターはジャスティスと異なり食らってもダメージを受けません。そのためレジェンダリーでもカウンター攻撃で死ぬことはないです。つまり恐れる必要はなく隙があれば体当たりの準備をしましょう。

むしろ周囲が光ったらワンテンポ体当たりを遅らせることで攻撃を当てることができるチャンスです!

ソン少佐戦以降

ソン少佐戦さえ超えてしまえばあとはラストステージです。もうボス戦はありません。マリの元へ向かいましょう!ラストステージも1度でもクリアしたことがあればレジェンダリーと言えども諦めなければ突破できると思います。まあ完全にイライラ棒ですが…

まとめ

久しぶりに2Dのアクションゲームをがっつりプレイしました。レビューによっては2023年のインディー部門でベストゲームに相当するのではないかと言う意見がありますが完全に同意です。ゲーム性、ストーリー性共に高水準です。特にストーリーに関してはノベルゲームだとしてもこれほどの出来の物はそうそう出会うことはありません。実績解除に拘らないのであればプレイ時間は10時間も必要ないと思います。年末年始に暇であればぜひプレイをお勧めします。お値段以上の価値は間違いなくあるゲームです。

タイトルでもある『サンナビ』が何なのか知った時に涙腺崩壊しました… 😭

どんなに人格を改造されようと消えることがなかった不変的な概念の意味に泣きます。