プレイステーション5で『探しものは、夏ですか。』のトロフィーコンプリート!王道ツンデレなヒロインだった ※ ネタばれ注意

『探しものは、夏ですか。』タイトル画面

探しものは、夏ですか。』を読了しました。KEMCOのセールで購入し積んでいました。もとはスマートフォンでリリースしていたアドベンチャーゲームのようですね。

とりあえずKEMCOのアドベンチャーゲームに外れなしということで無事読了。ボリュームはあまりないですが良くまとまっていて良い作品だと思います。

『探しものは、夏ですか。』トロフィー

プラチナトロフィーはないタイプのゲームでトロフィーコンプリート=全分岐の読了と追加のシナリオを読了なので悩むところはなし。すべて読み終わるのに私の場合は4時間でした。

以下ネタバレありの感想です。

感想

あらすじだとぼやかされていますがタイムトラベル物です。またいわゆる七夕の織姫と彦星をテーマにしている?と思います。

主人公の恭平はモラトリアムを抱えた典型的なうだつの上がらない大学生です。恭平は夏に帰省し、子供のころ通っていた駄菓子やに寄ったところヒロインである真琴に出会います。

いきなり覗き疑惑をかけられつつも真琴のビー玉探しを手伝いから始まる物語です。時を同じくして帰省した田舎では女児の行方不明事件が起きていました。

この真琴の探しているビー玉の正体が時を移動することができる代物で、「爾今の石」と「来し方の石」と呼ばれ爾今が未来へ、来し方が過去へ飛ぶことができます。

真琴は「来し方の石」を使いある目的のために恭平の居る2018年へと飛んできた少女です。

物語自体は、恭平と真琴のやり取りを中心に進むオーソドックスなノベルゲームです。真琴の性格がかつて呼ばれたツンデレそのものです。別の意味で懐かしさを覚えました。

一方で、恭平はまあまあイラつきます。声優さんの演技も凄くて駄目な大学生っぷりをいかんなく発揮していますが物語の中で語る心情も分からないでもないです。

むしろツンデレのツンがきつい少女によくここまで付き合えるなとも感心しました。まあ田舎に帰省は大抵やることもないしヒロインは可愛いから関わってしまいますよね。うんうん。

後半というか終盤と特典エピソードはほぼいちゃついているだけです。ツンデレの宿命ですね!

個人的にはタイムトラベル物としての時系列が分かり辛いと感じました。特にあるルートにおける真琴は深く描写はされませんでしたがそれなりに悲惨な結末を辿っていることに…

タイムトラベル物としてはパラレルワールド形式ですべての分岐を読むことで全体を通して何が起きているか分かる形式です。

短くまとまっている良作だと思います。週末プレイにお勧めできます。KEMCOのアドベンチャーゲームはやはり安定している。

図書館の館長はやっぱり恭平ですよね?そこだけ明言されないから気になる…