『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』を読了しました!ちょっとボリューム不足?でもサトシの声で推理物を聴けるのはとても感慨深かったです。※ ネタばれあり感想あり

『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』タイトル画面

store-jp.nintendo.com

黄昏に潜む梟と、明け方の昴』を読了しました!

ホームズ役の声優がマサラタウンのサトシなミステリーアドベンチャーゲームです。

結論から言ってボリュームが少なすぎます。壮大な敵と設定が存在するもののほぼ何も分からないまま終わります。気づいたらエンディングになってタイトル画面に戻されていました。たぶん2~3時間くらいです。あまりにボリュームが少ないのでノベルアドベンチャーゲームによくある2回目だと選択肢が出てきて分岐する系かと思ったのですがそんなことありませんでした。クリア後にエクストラエピソードが解禁されるくらいです。どれくらいのボリューム感をイメージすれば良いかと言うとダンガンロンパシリーズや逆転裁判シリーズをプレイしたことがある方ならそれらのゲームのプロローグの事件くらいでゲームが終わるのをイメージして頂けると良いかと思います…

ゲーム内容も選択肢のようなものは一切なく読み進めるだけです。脚本は乱歩賞作家の方が執筆しているそうなので実質的にその方の短編だと思ってよいかと思います。

内容に関してはボリュームが少なすぎて面白いかどうかも判断ができません。あらすじに書かれている事件が面白かどうかと問われても犯人というか黒幕の目的が一切不明なため不完全燃焼です。以下ネタばれあり感想なため読み進める場合は注意してください。

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

※ネタバレ注意※

ネタばれあり感想

『黄昏に潜む梟と、明け方の昴』UI

いわゆる信頼できない語り部系の探偵物です。この独特のインタフェース自体が伏線です。だれが喋っているかをあえて名前で表示せず色で判断するようになっているのですがモノローグ(白色)は誰の言葉なのかが分かると面白さを感じることができる作品だと思います。

あらすじを読むとまあまあ意味が分からないのですが事件そのものに大分無理があって読者ですらかなり違和感を覚えるかと思います。つまりこの物語は事件そのものを解き明かす系ではなく設定を読み解く系なのかと思います。

刑事と弁護士の言ってることが無茶苦茶すぎてどう考えても偽物だろと思うのですが学校の大人達や家族が気づかないのおかしいと思います。いや…まあ現実的に巻き込まれたら分からんかもですが、いやそうだとしてもやっぱりおかしいでしょう…「何もしないで欲しい」とか言う弁護士とかいるんですかね?「誰かに余計なことを喋らないで欲しい」くらいはあるかもですが。

加えて1度通報したらその後、「何もなかったです」と通報しても警察は確認のため必ず来ると思うのですがここら辺を誤魔化せているのもいまいち納得が行かなかったです。オチとしては人身売買なのですがこのご時世に人身売買をするメリットが一切不明です。現実の世界で闇バイトなるものが流行っているせいで現実が創作を上回っています。事件の犯人も今風に言えば闇バイトです。しかしそれ位の事をやってのける組織が「梟の目」とのことなので勢いで無理やり納得しました。

…正直これ以上の感想が思い浮かばないです。強いて言えばやはり松本梨香さんのホームズ役がいいなと思いました。ファイルーズあいさんも空条徐倫役をやっていたこともあってかっこいい声でとても良いです。(できればホームズ役がサトシはダンガンロンパシリーズで解禁して欲しかったとか思ってはいけない…

内容に関する評価は個人的には何とも言えないですが声優さんに惹かれるなら買いかもしれません。