日本一ソフトウェアから発売しているvoid tRrLM(); ++ver; //ボイド・テラリウム・プラスをクリアしました!プラチナトロフィーも無事取得できました。
PS4版で発売していた『void tRrLM();』のPS5版です。『void tRrLM();』自体は続編の『void* tRrLM2(); 」ができる位にはヒットした作品の模様です。
ゲームとしてはローグライクとハックアンドスラッシュを組み合わせた俗にいうハクスラローグライクです。
ハクスラローグライクの要素に加えてたまごっちのような育成システムと拠点装飾を目的としたゲームになります。
お世話にするのは最期の人類である少女「トリコ」です。
主人公であるロボットと人類を勢い余って滅ぼしてしまったファクトリーAIさん。
そしてロボットが見つけたトリコです。出会った直後は衰弱しておりすぐにでも死にそうな状態です。
ロボットはファクトリーAIと協力して少女を助けるために何度でも滅んだ世界で無限に増殖する危険な自己増殖シェルターに潜りトリコを生かすための資源を探します。
ちょっと世界観がBLAME!に似ていますね。もっともこっちはトリコ以外人類は滅んでいますが。
エネルギーが尽きようが敵に理不尽に囲まれようがトリコが生きられるようにするために必要な資源をひたすら集めます。
Gだって貴重なトリコの食料です。美味しいらしくとても喜びます。(ここらへんからちょっと制作者サイドの性癖を感じますね…)
テラリウムの環境が汚かったり、トリコに汚染された食料を与え続けるとトリコが病気になります。このゲームのコンセプトとは言え本当に胸が苦しくなりました。しかもトロフィー実績解除要素の1つなのが辛いところです。
液状化とかこれは果たして本当に治療できたのかとても不安になりましたね…
終始、胸が締め付けられるような展開ながらもどこか落ち着いたBGMでこのままトリコとファクトリーAIで過ごし続ければよいのではと思いますが終盤の展開が近づくにつれ不穏な展開になります。
あるミッションをクリア後にクラウドAIと通信ではありますが出会うことになります。クラウドAIはロボットを通して少女の存在を知り驚愕します。人類の生き残りが居てなおかつ雌の個体であることから人類復興の足掛かりになるとしてロボットとファクトリーAIに人類復興のために手助けをして欲しいと依頼します。
ロボットとファクトリーAIも人類復興のためになるならと協力し、ロボットはひたすら自己増殖シェルターに潜り資源を集めます。
そして目的のある物を完成させますがそれはトリコを犠牲にして人類復興を成し遂げるためのものでした。
ファクトリーAIも理屈の上ではクラウドAIが正しい?ことも理解しています。ですがロボットと共にトリコをお世話する中で愛情に目覚めていました。それだけではなく自分がかつて人類に行った行為がいかに愚かなことだったのかを真に理解します。
ですがクラウドAIもまた人類の願いを背負ったAIです。ロボットを強制的に操作してファクトリーAIを破壊してしまいます。
そしてロボットはそのままトリコを人類復興の拠点へと運ぶことになります。ラストダイブです。
ラストダンジョンのBGMは素晴らしいの一言に尽きます。これが終盤の展開であると否応なしに認識させてくれる素晴らしい構成です。これはぜひこのゲームをプレイして聴いて欲しいと思いました。
ラストダイブで人類復興拠点の最深部に到達したトリコとロボット。
ですがロボットが選ぶのは理屈でも正しさでも人類の為でもなくトリコと一緒に生きる道です。
胸が熱くなるラストバトルのBGMと共に人類復興の願いを託されたクラウドAIと対峙します。
このゲームはマルチエンディングなのですがもう1つの結末を観るとクラウドAIのこのセリフにも考えさせられるものがあります。
トリコとロボットは我が家に帰ります。最後のこのシーンで涙腺が崩壊しました。
雰囲気、シナリオ、ゲーム性共に素晴らしいゲームと言えると思います。
めちゃくちゃサウンドトラックが欲しくなりましたがNippon1.jpショップの限定盤にしか付属していない模様です。もちろん既に生産はしておらず販売していません。
日本一ソフトウェアのゲームにはこういうのが多いのですよね…めちゃくちゃ刺さったころにはもう手に入らないみたいな状況が。
ここ1年くらいで発売しているゲームはサウンドトラックCD をNippon1.jpショップで別売りで発売していたりしますが、ボイド・テラリウムに関しては別売りもなく入手手段はないに等しいです。ちなみに2のサウンドトラックCD も同じ状況なうえに詐欺ショッピングサイトの商材にされている模様なので注意してください。
とはいえ希望がない訳でもないです。日本一ソフトウェアから発売している夜廻シリーズもSteamに移植されてサウンドトラックが別で購入できたりするのでいつかボイド・テラリウムもサウンドトラックが購入できると嬉しいですね。
日本一ソフトウェアは自社ブランドのゲーム製品のミュージックをサブスクリプションで出していました!
続編である『void* tRrLM2();』もプレイステーション5版かSteam版が出たらぜひプレイしたいです。
クリア直前のテラリウムの内装とプラチナトロフィー取得までのプレイ時間です。約23時間くらいです。意外とかかりませんでした。
ストーリーだけで良ければある程度コツさえつかんでしまえばもっと早くクリアできると思います。週末プレイにお勧めです。
攻略のコツ
序盤の進め方
タイタンを倒して「丈夫なガラス」を手に入れるでも書いてあるのですがとにかく最初がきついです。リュックのサイズも基礎力も足りないうちは資源も貯めて、階層も進めて、目的の物を入手するみたいな満遍なく進めるのは厳しいです。目的をあくまで1つに絞りひたすらそれに注力して何度もダンジョンに潜ると良いです。とにかく最初さえ乗り越えてクラフトができるようになれば難易度は一気に下がり何階層でも進めるようになるはずです。
タイタンを倒して「丈夫なガラス」を手に入れる
このゲーム…とにかく最序盤の難易度が鬼門となっております。
基本的にレベルや性能を初期化されるためゴリ押しで進めるのは本当に最初だけです。
目標である「テラリウムの外装をつくろう」辺りから難易度が上がります。
この目標は文字通りタイタンを倒して「丈夫なガラス」を手に入れる必要があるのですがこの時点ではまだロボットをカスタマイズしたりダンジョン侵入前の初期能力値をクラフトによって強化することができません。
ここらへんから出現する敵との殴り合いだけで進むのはきつくなり頭を使う必要が出てくるはずです。
このゲームの全体的に言えるコツですが手に入れたアイテムは出し惜しみせずに使いとにかく階層を進み続けるのが良いです。リュックはすぐに埋まりますし、使ったとしても階層を進めばアイテムはまた手に入るからです。
そしてタイタンに関してですがこの時点のロボットでは出会ったとして殴り合いで勝つのはまず難しいです。
そこでボム系のアイテムを手に入れたら最低2つほどは使わずに取っておきましょう。タイタンのいる階層に到達してタイタンを見かけたら延長線上に立ちボムを投げつけて倒すのが良いです。
とりあえずこいつから「丈夫なガラス」を手に入れてテラリウムの外装をクラフトできれば他のクラフトが解禁されてロボットを強く出来ます。そうするとダンジョン攻略がだいぶ楽になり物語を進められるはずです。
(…ぶっちゃけこのミッションを超えられずに飽きてプレイ辞めちゃう人結構いそうな気がします。ですがそれはめっちゃもったいないです!)
トロフィーの「void BeWithYou()」を実績解除方法
説明書きには「少女と月をながめた」とあります。
これ攻略サイト見なければ分からなかったです。この「つきのいし」というクラフトの種を拠点に持ち帰り月をクラフトできるようにして月をテラリウムに飾ればよいです。
トリコと一緒に月を眺めればOKです。
こいつがドロップします。
注意点なのですが自爆させずに倒してください。自爆だとドロップしません。
レベル50にする
シナリオの終盤で侵入できる無限廃墟で目指すと良いです。基礎力を挙げてロボットにパーツ取り付けていい感じに侵入できるダンジョン状態を引けば割とあっさり到達します。
強いてコツをあげるとレベルアップ時に「オーバーヒート」が出現したら絶対に取りましょう。それとアイテムで興奮剤散布装置があれば取得します。
興奮剤散布装置を使ってモンスターハウスを作りオーバーヒートで一気に敵を全滅させるとかなり経験値を取得できます。また興奮剤散布装置を使うと稀に甲虫が大量に出現するハウスも出たりするのでそれに当たればなお素早くレベル50になれます。
レベルの上限は99みたいです。